田園風景に囲まれ、閉鎖的な宅地はご実家の裏の田んぼを宅地にされ、子供夫婦が建築された邸宅。
道路から庭は見えない、閉鎖的ではあるがこれをうまく生かそうと考えた。
今回のご家族は祖父母が近くに住まわれているので、他人との関係性・距離感に気づきにくい部分ではあるかもしれない。それは良いことではある。
近年ソトとの関係をあまり築こうとされない家庭が増えてきているように感じる。新築されウチにばかり目を向けてしまう。だが、心豊かな生活はソトとウチが上手く関わり、循環し良い距離感で関わり合うことが大事だと考える。
ご近所付き合いやお友達との関係は、家族関係が密接に繋がっていると考える。
ご主人が庭で水やりをしている、その周りを子供たちが走り回っている。その風景はすごく素敵で笑い声が聞こえて来そうである。
家庭＝「家」+「庭」すなわちウチとソトである。それをエクステリアとガーデンの力でさらに豊かにしたいと考えた。
ウチとソトをウッドデッキで繋ぎ、第二のリビング(アウトドアリビング)空間を創り、ステージとして活用したり、ステップ階段でみんなが座ってみたり、走り回ったり遊びたい放題である。子供たちにとって最高のソト空間である。こういった空間を創ることでお友達を誘いたくなる、そのお友達はまた来たくなる。すごく良い友好関係が築いていける。
では、大人はどうだろう。走り回る子供たちをステップ階段に座り見守る、キッチンで子供たちの気配を感じながら料理をする。たまには夫婦でテラス席に座りお茶を飲んだり寛いだりして会話が弾む。ママ友を呼んでおウチピクニックをしたり、ソトにはガーデン(植栽・草花)が広がり楽しめる空間が広がる。祖父母を呼んでバーベキュー、火をおこす係はパパの仕事。お庭で家族みんなが楽しめる、笑顔になれる「ウチとソト」・「家と庭」。
閉鎖的な邸宅であっても、工夫と創造、エクステリアとガーデンの力でより良い心豊かな生活はおくれます。
諦めずによかった、その言葉を言っていただけて本当に嬉しく思いました。
今後も魅力のあるウチとソト・エクステリアとガーデンを創っていけるようにしたい。